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菌とウイルスの違いと肌への影響
コロナウイルスが流行してから、マスクを年中着用するようになり、マスク荒れという言葉をあちらこちらで聞くようになりました。
そのため、マスクによる肌荒れ対策をされている方も多いのではないでしょうか。
また、手を除菌する機会が多くなり、手が荒れる方も増え、今まで以上にハンドクリームが手放せなくなったという方もいらっしゃると思います。
菌やウイルスから守るために、マスクや除菌をしますが、菌とウイルスは同じなの?と思ったことはありませんか?
どちらもヒトに感染症を引き起こす微生物ですが、違いがあります。
今回は菌とウイルスの違いと、それぞれ肌へどのような影響を及ぼすのかをご紹介します。
① 菌とは
水・温度・栄養(たんぱく質など)が揃った環境があれば増えることができます。
大きさは肉眼では確認できませんが、おおよそ1~10μm(マイクロメートル)です。
菌には、除菌しないといけない菌だけでなく、健康を助けてくれる菌があります。
今ではよく聞くようになった「菌活」は、よい働きをする菌を積極的に取り入れることを言います。
肌をいい状態に保つ菌は、美肌菌とよばれています。
美肌菌を増やす方法は、腸内環境を整える醗酵食品を摂り、腸内細菌のエサになる食物繊維を摂ることです。
また、美肌菌を育てるためには、クレンジングや洗顔で汚れや余分な皮脂をしっかり落とすこと。
そして、美肌菌が好む肌環境にするために保湿もきちんとしてあげることが大切です。
② ウイルスとは
自律増殖することができず、ヒトの細胞と結合して細胞内に侵入し、増殖します。
大きさは菌のおよそ1/1000~1/100の大きさで電子顕微鏡を使用しなければ確認できません。
皮膚を通してウイルスに感染する症状として、イボや湿疹、ヘルペスなどがあります。
体内に入ったから感染するわけではないため、対策をしておけば少しでも感染の確率を減らすことができます。
その確率を減らすために次のことをこころがけましょう。
・免疫を上げる
適度な運動をすることで、全身の血流がよくなります。
そして体温が1℃上がると、免疫力が大幅に上がるといわれています。
・良質な睡眠をとる
睡眠中に放出される成長ホルモンや、睡眠ホルモンのメラトニンは、さまざまなストレスにより発生した活性酸素を除去してくれます。
活性酸素が大量に出ると、正常な細胞を攻撃して免疫力を低下させてしまいます。
良い睡眠をとり、心身ともにゆっくりと休みましょう。
・バランスのとれた食事を摂る
免疫細胞の多くは腸にあります。腸内環境の乱れは肌にも現れます。
免疫細胞を活性化させるために整えることが重要です。
栄養バランスを考えた食事を摂り、ときにはサプリメントも上手に取り入れましょう。
悪者に聞こえがちな菌やウイルスですが、上手に付き合う方法があります。
マスクやうがいなどで防ぐことも大事ですが、免疫を上げることで身体も肌も健康的に維持することができます。
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