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夏バテ肌から脱出。8月に始めたい肌疲労回復スキンケア

日中はまだまだ暑く、強い日差しや冷房の影響を受けた肌は、気づかぬうちに深い疲れを溜め込んでいます。
いわゆる“夏バテ肌”――それは、紫外線、皮脂過多、冷房による乾燥、さらにインナードライが引き起こす、トラブルの複合状態。毛穴の開きやくすみ、肌のごわつきが目立ち始めていませんか?
それは“夏バテ肌”のサイン。暑さによる体の疲れと同様に、肌も知らぬ間にバテてしまっているのです。8月は、夏の肌疲労が表面化し始めるタイミング。今こそ、肌をいたわり、秋の美肌へとつなぐ“肌疲労回復スキンケア”に切り替える絶好の時季です。
夏バテ肌とは?見逃しがちな3つの兆候
“夏バテ肌”とは、暑さや紫外線、冷房など夏特有の外的刺激によって、肌の水分バランスやバリア機能が乱れた状態のこと。以下のような兆候があれば、あなたの肌も夏バテ気味かもしれません。
- 洗顔後すぐにつっぱる
- 毛穴が目立ってきた
- 肌がごわつき、化粧ノリが悪い
- 日焼けしていないのに、肌がくすんで見える
これらは、インナードライや肌のターンオーバーの乱れ、肌内部の微細な炎症が引き起こしている可能性があります。
インナードライを立て直す“潤い補給”の見直し
まず注目したいのは“インナードライ”の改善。表面は皮脂でベタついているのに、内側は水分不足。そんな状態のままでは、どんな高機能なスキンケアも本来の力を発揮できません。
肌の潤いバランスを整えるポイント:
- 洗顔を見直す
→ 朝は乳液をつけて洗い流すだけ、夜はマイルドな洗顔料でしっかり泡立てやさしく洗顔を。洗いすぎに注意しましょう。朝の乳液洗顔について詳しくはこちら - 水分→油分の順で保湿
→ 化粧水だけでは水分はすぐに蒸発してしまいます。乳液やクリームで“ふた”をすることを忘れずに。 - 朝晩のしっかりクリームもおすすめ
→ 冷房による乾燥対策には、お手入れの最後にしっかりクリームでととのえましょう。
毛穴の目立ちは“疲労肌”のサイン
暑さで皮脂分泌が盛んになると、毛穴の黒ずみや開きが目立ちやすくなります。特に頬の毛穴が縦に広がって見える場合、それは“たるみ毛穴”の可能性も。これは、肌の水分不足やハリの低下が原因です。
毛穴トラブルをやさしく整えるケア:
- メイク汚れや油性の汚れを落とすためにクレンジングは丁寧に
- ローションマスクやパッティングで毛穴を引き締め
- コラーゲン配合のスキンケアでハリ対策を。
- 顔ヨガや表情筋マッサージでフェイスラインのたるみ予防
毛穴ケアは“取り除く”より“育てる”という意識が大切。攻めすぎず、じっくり肌の調子を整えていきましょう。
美肌菌を守る=肌の自活力を育てる
最近注目されているのが、肌に存在する“美肌菌”のバランス。特に夏は、汗や皮脂による肌の酸化、洗いすぎによる常在菌バランスの崩れが起こりがちで、美肌菌にとってもストレスフルな季節です。
美肌菌をサポートする習慣:
- 低刺激・弱酸性のスキンケア製品を使う
- 殺菌力の強い洗顔やふき取り化粧水は控えめに
- “育菌”処方のスキンケアを取り入れる
- 肌をこすらない・タオルでやさしく押さえるように水気を取る
肌は生きている器官です。“菌バランスを育てる”という視点からも、やさしいスキンケアを心がけましょう。
スキンケアだけでなく、“内側の整え”も忘れずに
肌疲労の背景には、体の疲れも影響しています。寝不足、冷たいものの摂りすぎ、自律神経の乱れ…。こうした夏の生活習慣が肌の不調に直結することも。
肌疲労を癒すインナーケア習慣:
- 睡眠の質を上げる(7時間前後が目安)
- 腸内環境を整える(発酵食品・食物繊維)
- ビタミンB群・ビタミンC・鉄分・亜鉛を意識して摂取
- 冷房で冷えすぎた体には、温かいスープや白湯を
- 軽いストレッチで血行促進&リラックス
肌の調子が整わないと感じたときこそ、食事と睡眠、そして“ホッとする時間”を大切にしてくださいね。

美肌へのターニングポイント
夏の後半戦を迎える8月は、肌の状態が目に見えて変化し始める時期。紫外線によるダメージ、冷房で乾燥した空気、汗と皮脂のバランス崩れ……。さまざまな要因が積み重なり、肌は気づかぬうちに“お疲れモード”になっています。
ですが、ここで一手間かけてあげることで、秋からの肌はまるで違ってきます。
夏バテ肌をそのままにせず、インナードライを整え、美肌菌を育て、毛穴をやさしくケアする――。そんな今の積み重ねが、透明感のある秋肌への第一歩になるのです。
汗ばむ暑さの中でも、しっとりと潤った素肌は、それだけで凛とした清潔感を漂わせます。今こそ自分の肌と向き合い、心地よいスキンケア習慣を始めてみませんか。
たった数分の丁寧なケアが、未来の肌を変えてくれます。
肌にやさしく、心にやさしく。笑顔で夏の後半を楽しみながら、秋美人の準備を始めていきましょう。