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夏の眠活でキレイになる。真夏の睡眠と美肌の深い関係

日差しが強く、蒸し暑い日が続く7月。エアコンが手放せない夜が増える一方で、寝苦しさに悩まされる方も多いのではないでしょうか。そんな真夏こそ、“眠活”――睡眠の質を高める生活習慣が、美肌を保つうえで大切になります。今回は、夏の睡眠と美肌の密接な関係、そしてすぐに実践できる眠活のコツをご紹介します。
夏の睡眠が美肌を左右する理由
「肌は夜つくられる」とよく言われますが、これは単なる比喩ではありません。私たちの肌は、眠っている間に細胞の修復と再生を行っています。とくに午後10時から午前2時は“肌のゴールデンタイム”と呼ばれ、この時間帯に質の良い睡眠をとることが、美肌づくりには不可欠です。
ところが夏は、以下のような理由で睡眠の質が落ちやすくなります。
- 室温・湿度の高さで寝苦しい
- エアコンや扇風機の風による冷え
- 日照時間が長く、寝つきが悪くなる
こうした環境が肌の再生サイクルを乱し、肌荒れやくすみ、乾燥の原因になってしまうのです。だからこそ、「夏の美肌」を保つためには、まずは睡眠を整えることが第一歩なのです。
夏の美肌のためにできる“眠活”習慣
では、夏の夜でもぐっすり眠って美肌を守るには、どんな工夫をすればよいのでしょうか。今日から取り入れられる“眠活”のポイントをいくつかご紹介します。
1. 室温と湿度を快適に保つ
寝室の温度は25~27度、湿度は50~60%が理想的とされています。エアコンはタイマーを活用し、冷えすぎないよう調整しましょう。寝具は通気性のよい麻やガーゼ素材のものを選ぶと、蒸れを防いで快眠に繋がります。
2. 就寝前のスマホ使用は控える
スマートフォンやパソコンのブルーライトは、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を妨げます。寝る30分前には画面を見るのをやめて、照明も少し落とした落ち着いた環境を作りましょう。
3. 就寝前に“肌を鎮める”スキンケアを
夏の肌は日中の紫外線や汗でダメージを受けています。夜のスキンケアでは、化粧水でたっぷりの水分補給を。ローションマスクを使うのもおすすめです。肌を落ち着かせてから眠ることで、回復力が高まります。
4. お風呂で体温リズムを整える
シャワーだけで済ませがちな夏ですが、ぬるめ(38~40度)のお湯にゆっくり浸かることで、寝つきが良くなります。体の深部体温が一度上がると、下がるタイミングで眠気が自然に訪れるのです。
5. リラックスできる香りを取り入れる
ラベンダーやカモミールなどのアロマは、副交感神経を優位にしてリラックス状態に導いてくれます。寝室にディフューザーを置いたり、ピローミストを使ってみるのもよいでしょう。

夏こそ「質のよい眠り」で肌を育てる
暑さで体も心も疲れがちな夏ですが、質の良い眠りを意識することで、肌のコンディションも大きく変わります。たとえば、朝起きたときの肌がしっとりしていたり、化粧ノリが良かったりすると、それだけで一日が心地よく始まりますよね。
「夏の美肌」は、単なるスキンケアだけでは手に入りません。肌を育てるベースとなるのは、日々の生活習慣の積み重ね。なかでも睡眠は、もっとも簡単でありながら、最も効果のある“美の時間”です。
今年の夏は、寝苦しさに負けず、心地よい眠りのための工夫を取り入れてみましょう。美しい肌とともに、涼やかな朝を迎えられるはずです。