LIOVERITE

LIFE WITH LIOVERITE

リオヴェリテと生きるひと。

江本 麻紀さん

itofun FIBER ART WORKS 江本 麻紀さん

江本 麻紀さん

itofun(イトフ)立ち上げのきっかけは?

母がミシンの仕事をしていたこともあり、幼い頃から糸や布など様々な素材が家中にある環境で育ちました。
高校で美術コースに進み、自分だけの表現方法を模索していた時に身近にあった着物地を裂いてミシンで繋ぎ合わせてみたのが全ての始まりです。

単調な作業をひたすら繰り返すことの楽しさとミシンワークの可能性を感じて「これだ!」と確信しました。

大学のテキスタイルコースに進んでからも染めや織りの課題より布を使ったミシンワークの作品に力を入れ、タペストリーやインスタレーション作品、衣装などを作り続けていました。
卒業後は繊維会社に就職。ニット製品の縫製現場で工業用ミシンをひたすら踏む毎日を送りました。
プロの縫製工の技を目の当たりにし、ミシンの奥深さを改めて感じる日々でした。

退職後に販売職も経験しましたが、やはり「作り手」でいたいと思い、またほそぼそと作品を作り始めました。
学生時代の表現方法に加え、プロの縫製現場で培った細かな技を駆使し一枚の布を直線ミシンのみで立体的に立ち上げていく感覚を発見し、 出来たパーツを組み合わせてネックレスにしてみるのが楽しくて、これまでの手法をアクセサリーに落とし込むようになりました。 そして2013年にitofunを立ち上げました。

江本 麻紀さん

ものづくりへの想い

itofunを始めたことで、それまでの自己表現だけではなく、その向こうにいる身につける人の「その日」に寄り添うものをと思って作るようになりました。そもそも幼い頃から絵画や造形が周りと比べて得意であったわけでも無いので高校から美術を始めた時に目に見えて差があり、毎日劣等感を感じていました。それでもなぜかこの道で生きていきたいと思っていたので「自分にしかできない表現方法は何か」を常に模索するようになりました。それは今もこれからもずっと続く戦いです。

itofunでより多くの方に喜んでいただく為には誰にも真似できないものを生み出して、人の心を動かし続けるしかないと思っています。

何をするにも一回では上手くいかず、周りに比べて習得も遅いのがかえって良かったかなと思います。
その分何度も繰り返し練習をして、自分のものにしようという強い意志が生まれるようになりました。

江本 麻紀さん

どのように自分を取り戻していますか?

今はとにかく毎日手を動かすことで心が満たされ、自分にかえっていきます。

江本 麻紀さん

これから考えている事は?

itofunを大事に育て、アクセサリーにとどまらず作品での自己表現をしていきたいと思います。
50年続けることを目標としているので、その中で海外での個展や舞台衣装の仕事など夢はいくらでもあります。

LIOVERITE